a rich
時として道に迷い
時として自分の不甲斐なさに腹を立たせ
どうにかこうにか昨日立ち止まった場所より
1歩2歩先に進んでいる。
ある日ふと、今まで歩いてきた道を振り返れば
なんだ、こんなに進んできたんじゃないかとびっくりする
意外と僕は僕自身の軌跡を見てはいなかったのかもしれない。
ドラマみたいに出来すぎた日常を送ってみたい。
何もかもが歯車で動いているような
名も知らない道行く人すべてが決められた行動をとるような
そんな素晴らしい日々を、送るのも悪くはない。
それでもやっぱり、なんでもない日常が好き。
予定のない午後の昼下がり、爽やかな風を受けながら窓辺で読書をするような
そこから見える電柱に止まった鳥たちを見つけて、カメラで撮るような
そんな、何でもないけど、どこか特別な日常。
僕の人生を色づけるのは
脚本家でも演出家でもなくて
趣味であったり今まで出会った人であったり
経験であったり夢や目標であったり
時として挫折であったり。
僕は、君の人生を送れない。
君は、僕の人生を送れない。
それってつまるところ
僕の人生を色づけるのは
他の何物でもなく僕自身なんだ、って。
そんな人生も、悪くない。
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